人はなぜ初歩的なプレイングミスをするのか
2012年12月31日 TCG全般 コメント (4)くけさんがプレイングについて書かれていて触発されたので今日はプレイングについて考える。
そこにはこんなことが書かれていた。
ちょっと俺のこと見透かしすぎじゃないですかね？orz
冗談はさておきこの分析はおそらく正しく、そして当てはまる人間にとっては深刻な問題である。
プレイングが遅い人のすべてが初歩的なミスを捨てしまうわけではない。しかし、初歩的なミスをしてしまうプレイヤーはプレイングが遅いことが多いと推測される。
実際、プロはプレイングが早いプレイヤーが多い。
いつ読んだものかは忘れてしまったが、八十岡翔太vs中村修平の一戦でカバレッジライターがこの二人はプレイングが早すぎて追いつくのがやっとだ、と記載していた。
ビデオカバレッジを見ていてもプロプレイヤーや有名プレイヤーのプレイングが遅いと感じたことはほとんどない。
なぜプロプレイヤーは正しくもスピーディーなプレイングができるのか。
この答えはプレイの自動化にある。
これはミスをしない人はプレイングの一部、もしくは大部分を思考することなく行っているということである。
例えば『クリーチャーをプレイするのは（基本的には）戦闘を行ったあとの方がよい』、
これはマジックをプレイしてある程度の経験がある人なら基本として捉えていることである。
マナを浮かせて戦闘を行うことでコンバットトリックを匂わせることができたり、相手の除去を先に使わせてしまったりすることができる。
こうした認識を持っているプレイヤーは当然のように戦闘のあとにクリーチャーをプレイする。
そこに思考はない。
ただ自分の持っているセオリーに基づいてプレイしているだけである。
ゆえにそこにミスをする余地はないのである。
プロプレイヤーはこの引き出しを無数に持っている。
我々が常識と認識していることから通常思考を挟まないと答えの出せないことまで彼らは考えることなく正解を導き出すことができる。
以前津村健志がコラムでこんなことを書いていた。
『僕は練習ではたくさんミスをする。だから人一倍練習をすることで本番でようやくミスをせずにプレイすることができる。』
彼は練習でのミスを通じて『Aという場面でBというプレイングをしてはいけない。正解はCというプレイングである。』ということを学ぶのではないだろうか。
この学びにより再度Aという場面に出くわしたとき、彼は考えることなくCというプレイングを選択することができる。
このようなケースの蓄積により彼のミスは減り、大きなトーナメントでも勝ち抜ける盤石なプレイングが生まれると推測できる。
また『盤面の複雑さにかかわらずミスをする』こともプレイングを自動化することによって防ぐことができる。
盤面が簡単であればあるほど思考を排除できる可能性は高い。
例えば1ターン目、ランプデッキでマナクリーチャーを展開しないことはないはずだ。
そしてその対戦相手が≪はらわた打ち≫を手札に握っていた場合、ほぼ間違いなくマナクリーチャーを除去してくるだろう。
ここにもまた思考はなく、お互いがセオリーに基づいてプレイしているだけである。
つまり初歩的なプレイングミスをしてしまうのは考えながらプレイしてしまうからであり、
場面に応じたプレイを考えることなく選択できるようになれば初歩的なミスを防ぐことができるはずである。
考えることなくプレイするためには何をすべきか。
それはまたいずれ書こうと思う。
そこにはこんなことが書かれていた。
ありえないプレイミスをする人あるある
・プレイングが遅い
・盤面の複雑さとは関係なくミスする
ちょっと俺のこと見透かしすぎじゃないですかね？orz
冗談はさておきこの分析はおそらく正しく、そして当てはまる人間にとっては深刻な問題である。
プレイングが遅い人のすべてが初歩的なミスを捨てしまうわけではない。しかし、初歩的なミスをしてしまうプレイヤーはプレイングが遅いことが多いと推測される。
実際、プロはプレイングが早いプレイヤーが多い。
いつ読んだものかは忘れてしまったが、八十岡翔太vs中村修平の一戦でカバレッジライターがこの二人はプレイングが早すぎて追いつくのがやっとだ、と記載していた。
ビデオカバレッジを見ていてもプロプレイヤーや有名プレイヤーのプレイングが遅いと感じたことはほとんどない。
なぜプロプレイヤーは正しくもスピーディーなプレイングができるのか。
この答えはプレイの自動化にある。
これはミスをしない人はプレイングの一部、もしくは大部分を思考することなく行っているということである。
例えば『クリーチャーをプレイするのは（基本的には）戦闘を行ったあとの方がよい』、
これはマジックをプレイしてある程度の経験がある人なら基本として捉えていることである。
マナを浮かせて戦闘を行うことでコンバットトリックを匂わせることができたり、相手の除去を先に使わせてしまったりすることができる。
こうした認識を持っているプレイヤーは当然のように戦闘のあとにクリーチャーをプレイする。
そこに思考はない。
ただ自分の持っているセオリーに基づいてプレイしているだけである。
ゆえにそこにミスをする余地はないのである。
プロプレイヤーはこの引き出しを無数に持っている。
我々が常識と認識していることから通常思考を挟まないと答えの出せないことまで彼らは考えることなく正解を導き出すことができる。
以前津村健志がコラムでこんなことを書いていた。
『僕は練習ではたくさんミスをする。だから人一倍練習をすることで本番でようやくミスをせずにプレイすることができる。』
彼は練習でのミスを通じて『Aという場面でBというプレイングをしてはいけない。正解はCというプレイングである。』ということを学ぶのではないだろうか。
この学びにより再度Aという場面に出くわしたとき、彼は考えることなくCというプレイングを選択することができる。
このようなケースの蓄積により彼のミスは減り、大きなトーナメントでも勝ち抜ける盤石なプレイングが生まれると推測できる。
また『盤面の複雑さにかかわらずミスをする』こともプレイングを自動化することによって防ぐことができる。
盤面が簡単であればあるほど思考を排除できる可能性は高い。
例えば1ターン目、ランプデッキでマナクリーチャーを展開しないことはないはずだ。
そしてその対戦相手が≪はらわた打ち≫を手札に握っていた場合、ほぼ間違いなくマナクリーチャーを除去してくるだろう。
ここにもまた思考はなく、お互いがセオリーに基づいてプレイしているだけである。
つまり初歩的なプレイングミスをしてしまうのは考えながらプレイしてしまうからであり、
場面に応じたプレイを考えることなく選択できるようになれば初歩的なミスを防ぐことができるはずである。
考えることなくプレイするためには何をすべきか。
それはまたいずれ書こうと思う。
コメント
上を目指すには、思考のプロセスの省略パターンをいくつも作らなければならないので、そのためには多大な時間を割かなければいけないんですよね。
定石から外れた状態での対戦で勝てなくなる所以です。
上の文章とは殆ど関係ないですけど、この前(セオリー通りに)ボコスかされた気がするので、今年中にはリベンジしますね＾＾
僕も考えながらプレイするマジックが好きです。
でも考えなくていい場面でまで考えてしまうのでミスもするし時間もかかって相手に迷惑をかけてしまいます。
初歩的なミスをなくす程度には思考を挟まないプレイングを身につけたいです。
それ以上となるとまた別次元なのでしょうが…
あとDEでボコされたのは僕の方ですよ！
今年中にはリベンジしますね＾＾
いやはや、畏れ多いコメントを・・・。
まだまだヘタクソですがいつか大きな舞台にたてるよう精進していきたいと思っております。